看板を作ってみました・・・工事日記

本当に今年は雨がよく降ります。

内装工事ですので、雨はあまり関係ありませんが、
それでも雨の日より晴れた日の方が、
工事もスムーズに進みます。

最近は水回り工事だけでなく、屋根工事や太陽光工事
などの工事依頼も頂きますので
天候の事も気になるようになりました。

勿論、水回りが専門ですが、
屋根工事や太陽光工事などを含めた大規模な改装工事を
２軒ほど完工間近ですので、近々アップさせて頂きます。

最近、忙しい合間を探して
看板などを作っています。

きっちりした家具のように作るのではなく
手作り感あふれるような感じにしています。

あまった材木で
看板を作りました。

白に塗装してから
専用の塗料で
エイジング塗装に
挑戦しました。

ちょっと雰囲気でている
と思います。

ベニヤ板に今流行りの
黒板になる塗料を
塗っています。

 こちらは以前
ＩＫＥＡさんで買った
サインボードの枠を
白にペイントして
その上に「クラッキング」
塗装をして、グリーンを
ペイントしました。

理想には程遠いですが
最初はこんな感じです。

次はトイレドアを黒板にしてやろうと思っています（笑）。

時間を忘れて塗装に没頭していました。

実は私は塗装屋の息子です。

３人兄弟の真ん中ですが、兄も弟も
塗装業です。

私だけが違う仕事をしています。

父親が仕事をしているのを見たことはありません。

物心がついた頃には何人もの職人さんをかかえて
ましたので、父親が現場にでて塗装工事をすること
は滅多にない感じでした。

幼い頃は塗料のにおいがついた
車に乗るのが嫌いで 、よく困らせていました。

塗料がベタベタについた作業着や
顔や髪についた塗料などを見て、

「スーツを着る仕事をしよう」と心から思っていました。

父親の仕事は順調だと思っていましたが、
私が高校生の頃、突然、倒産しました。

詳しい事は知らないのですが、突然の事でした。

当時、沢山の方にご迷惑をかけた事と思います。

私と弟は親戚の家に預けられ、
その生活が嫌で高校を卒業すると同時に
大阪で就職しました。

父親は一兵卒のように、一から他の会社で働くようになり、
父親が塗料まみれの作業着を着ているのをはじめて見ました。

もう一度、塗装業を経営してリベンジをと思っていましたが
晩年は母親の看病をつきっきりでして、２年前に亡くなりました。

亡くなる前日に電話で話しましたので
本当に突然に亡くなりました。

小さな頃からどこかに遊びに連れていってもらった記憶も
ありません。
おもちゃを買ってもらった記憶もありません。

ですが、父親を本当に尊敬しています。

会社が倒産した時も、塗装まみれの作業着姿の時も
母親をかかえてトイレに連れていってる時も・・・

本当に尊敬しています。

私はスーツを着て仕事もしましたが、現在は同じ作業着です。

塗装業ではありませんが、時にはもっと汚れて仕事しています。

いつの間にか父親が塗装業を経営していた年齢を越えました。
長男と次男と一緒に働いています。 

看板とはいえ、塗装はむずかしいですね。
素人レベル（笑）だと思います。 

私が看板に塗装している姿を父親が見たら

「ヘタクソ、貸してみろ」

ときっと言われると思います。

早速、塗りました・・・