在来浴室(タイルの浴室・お風呂)からシステムバス工事の施工手順

今回は、在来浴室(タイルの浴室・お風呂)からシステムバス完成までの
施工手順・ポイントを職人目線でお伝えできたらなと思います。

工事当日
朝の8時30分~9時ごろお客様のお家
インターホンで職人がお呼びかけさせてもらいます。
まずはじめに
養生です。

ものすごくシンプルな作業ですが、重要な作業工程です。
お客様のお家・家財を傷つけない・汚さないため
それに職人が気持ちよくなおかつスムーズに作業を
進めていくためです。

 

 

脱衣場から廊下の養生。 写真には写ってませんが、脱衣場には洗面化粧台がある場合がほとんどです。 養生はしますが解体中は砂ぼこりが出ます。 歯ブラシセット等は移動さしてもらうとありがたいです。
洗面所から廊下の養生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弊社では、エコフルガードを敷いてからその上からブルーシートを敷きます。 基本的には解体作業が終わればブルーシートは汚れていますので、 その日にブルーシートのみを撤去します。
解体工事・作業に入ります。
1人はタイルの解体。
2人目は裏へまわり、浴室リモコンを撤去しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイルを撤去すると、このような感じになります。
腰あたりの高さから上は、バラ板(木材)腰から下はコンクリートブロックです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バラ板(木材)を撤去していきます。
バラ板(木材)撤去後はこのような感じになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浴槽の解体・撤去
浴槽の撤去後
在来浴室の浴槽の下ですね。
排水管・追い炊き配管です。お風呂で使った水・お湯はこの排水管に垂れ流しです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

排水管に解体作業中のゴミが入らないように袋でフタをします。ゴミが入ってしまうと詰まりの原因になります。
洗い場側の床を解体していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

がれき類の下は土なので掘って深さを作っていきます。 なぜ深さが必要か?新しく土間・コンクリートを約10㎝の厚みで施工 さらにそのコンクリートからシステムバスの脚(土台に必要な高さ)がありますので、 必要な分掘っていきます。
土間・コンクリートをうっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

樹脂管はコンクリートの中に埋めてはいけないので土間左官工事の後にしました。
システムバスの工事に入ります。(今回はTOTOのシステムバスになります。) 土台に脚を取り付けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

取り付けが終えたら、土台の高さ調整です。
脱衣場とフラットになるように調整します。
土台はこのようになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

排水トラップと排水管の接続。
勾配をきっちりとります。
勾配がとれないと(逆勾配)排水の流れが悪くなり、詰まりの原因になります。
蓋をして、浴槽パンの取り付けに入っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

排水トラップにコーキングを入れます。
浴槽パン側の排水トラップを固定します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洗い場側のトラップにも固定を入れ、設置します。
浴槽の設置。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柱の取り付け作業
柱にジョイントをいれていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1次コーキング。
床・浴槽の周りにコーキングを入れてから壁パネルを建てていきます。
壁パネルを建てている様子。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壁パネルを建て終えたら、4つの角に目地をうっていきます。
しっかり床・浴槽に差し込んでからうっていきます。
角の目地をうっている様子。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天井を入れ込み・ビスで固定していきます。
天井を固定しましたら、四隅をコーキングします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天井目地の取り付け作業。
浴槽乾燥機の取り付け作業。
(三乾王・外枠の取り付け)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本体の取り付け作業。
カバーの取り付け作業。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カウンターの取り付け作業。 水平器で測り取り付けます。
鏡の取り付け作業。
左右均等になるように
取り付けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水栓も同様に水平器で測り取り付けます。
窓枠の取り付け作業。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マスキングテープを張り
2次コーキングをうっていきます。
2次コーキング作業。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘラで仕上げていきます。
掃除・養生を引き上げ、完成です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

施工前と施工後の写真です。(今回は窓を交換しております)

在来浴室からシステムバスの手順になります。

今後システムバスにリフォームしたいとお考えの方の参考になれば幸いです。

ありがとうございました。