漏水事故 横柄な業者には倍返し!工事日記
ようやく肌寒くなってきました。消費税の増税にともない
各メーカーも準備していたようですが、追いつかない
商品などもでてきました。年内工事を御希望の方は
早めのご相談をお待ちしています。
この間、お問い合わせの電話の中に
「水漏れしているようなのですが・・・」
と連絡がありました。マンションにお住まいの方です。
「修理の費用はいくらぐらいかかるのですか?」
「漏水の原因はもうわかっているのですか?」
詳しく聞いてみると、床が濡れているのに気付き、管理会社に
連絡したところ漏水の原因は壁を壊さないとわからないので、
現在、見積りを作成中との事。
「多分、高額な気がするので見に来てほしい」
という事でした。
私がお伺いしたのですが、床のフローリングが水で濡れています。
状況からキッチンの排水かな?と思いましたが、キッチンを使っていない時も床が濡れているようなので、どうも違う可能性が高いようです。
「漏水の量からみて排水かもしれませんが、キッチンの点検口
から調べてよろしいですか?」
と聞くと、「見れるのですか?」びっくりされていました。
というのも・・・
何日か前に、漏水に気付いたお客様は管理会社に連絡され
ました。管理会社から作業服をきた業者風の2人と
スーツを着た高圧な態度の人が来たようです。
キッチンの引き出しははずしたようですが、
「原因はキッチンの裏のカウンター下の壁を壊さないと
わからない。見積り作るから・・・」
「大変な工事になる・・・」
など、高圧的な態度でお客様を責めるので泣いてしまったそうです。
「システムキッチンには大体点検口があるので、検査できますよ」
と点検口を開けました。
キッチン下に水が溜まっています。かなりの量です。
階下に漏水しているのではないかと思うほど水が溜まっています。
これは排水ではないな・・・と思っていた時、
かすかに「ぽちゃん」と聞こえました。
じっくり聞いていると、また「ぽちゃん」と聞こえます。
お客様にその事を言うとまったく聞こえないといいます。
私は特別よく聞こえるという訳ではないのですが、
長年水回り工事に携わっている為、この「ぽちゃん」という
水の音に敏感なんです。
冷蔵庫や他の音を聞き間違えている可能性があるので
じっくり聞くと、ガスコンロの裏あたりで聞こえます。
幸いな事にこのキッチンにはコンロ下に点検口があり
覗いてみると、上から水が「ぽちゃん」「ぽちゃん」と
落ちてきました。
コンロの裏には供用部の縦管がありますので、
この時点で漏水の原因は供用部かもしくは階上のお部屋
という事がわかりました。
「管理会社に電話するので、話してほしい」
と言われたので、事情をお話しました。点検できるのに点検せずに
こちらの責任に決めつけている事や、高圧な態度、言動に
『やられたらやり返す!倍返しだ!』
と間違っても口にしませんが(笑)そんな気持ちが少しだけ
ありました。(笑)
「私住友リフォームの住友と申しますが、○○様の漏水の件で
お電話したのですが、どうも原因は○○様ではないようですが・・・」
「お宅、業者?いまから行くから、○○さんに待ってるように言って!」
と、高圧な感じで言われました。
少し常識がないような感じがします。
さすがにお客様を一人には
できないので、私も待つ事にしました。
スーツを着た男の人が2人来ました。
上司と部下のようで、上司と思われる人は部下だけでなく
私にも「遅くなってすまんかったな」とナアナアです。
「こちらを見て下さい」
とコンロ下の点検口を指しました。
「おい!」と部下に見させます。
「上から水が落ちてきているのが見えますか?」
「はい」と部下が答えます。
「上からと言う事は○○さんの責任ではなく階上か、もしくは
供用部ですよね?」
「はい」
「では今作成中の見積りは結構ですので・・・あと漏水が
供用部であった場合そちらにお見積を送ればいいですか?」
「いや、それは管理組合のもので、うちは関係ない!」
「関係ない?ではなぜお宅がくるのを待って、見て貰わないと
いけないのですか?」
高圧な上司も少し黙りました。
「点検口もありますよ。ちゃんと見て下さい!」
というのはぐっと我慢して言いませんでした。
「よかったね!詳しい人が来て」と言って帰っていきました・・・
結局、原因は階上のお部屋のキッチンでしたが
無事修理させていただきました。
修理費用も損害保険に加入されていたおかげで
すべて費用もまかなえました。