住宅ストック循環支援事業について
住宅ストック循環支援事業が実施されます。
住宅ストック循環支援事業とは、
「良質な既存住宅の市場流通を促進し、若者の住居費負担の
軽減及び既存住宅流通市場の拡大、耐震化率・省エネ適合率
の工場等良質な住宅ストックの形成及びリフォーム市場の拡大」
というものです。
要するに、経済対策の一環として、①住宅の購入②エコリフォーム
③エコ住宅の建替えに補助してもらえるというものです。
エコリフォームの補助においては、去年実施された
エコポイント制度とほぼ同じですが、今回は商品券などに交換できる
ポイントではなく、実際に補助金として還元されます。
対象事業
①良質な既存住宅の購入
②エコリフォーム
③エコ住宅の建替え
②エコリフォームについてご説明します。
対象期間 平成２８年１１月～
※交付申請申請期間の延長により、～9月7日まで
１、開口部の断熱改修工事 面積により変わります。
イ、ガラス交換 ３０００円～８０００円 /枚
ロ、内窓交換 ８０００円～２００００円 /箇所
ハ、外窓交換 ８０００円～２００００円 /箇所
ニ、ドア交換 ２００００円～２５０００円 /箇所
２、外壁、屋根・天井又は床の断熱改修工事
外壁 １２００００円（部分断熱６００００円）
屋根・天井 ３６０００円（部分断熱１８０００円）
床 ６００００円（部分断熱３００００円）
３、設備エコ改修工事
| エコ住宅設備の種類 | 補助額 |
| イ、太陽熱利用システム | ２４，０００円 |
| ロ、節水型トイレ | ２４，０００円 |
| ハ、高断熱浴槽 | ２４，０００円 |
| ニ、高効率給湯器 | ２４，０００円 |
| ホ、節湯水栓 | ３，０００円 |
※設備エコ改修工事は上記イ～ホのうち３種類以上の
設置する工事が対象です。
４、併せて対象とするリフォーム工事
上記１、２、３のいずれかの工事と併せて行う工事が対象。
Ａ、バリアフリー改修工事
・手すりの設置 ６０００円
・段差解消 （勝手口、出入口、上り框、浴室のドアに関しては
段差を小さくする工事も含む） ６０００円
・廊下幅等の拡張 ３００００円
Ｂ 「３、設備エコ改修工事」に示すエコ住宅設備について
その設置台数によらず、改修を行った設備の種類に応じた
補助額を合計した額とする。
※要するに、「３、設備エコ改修工事」が３種類未満しかなくても
「１、開口部の断熱改修工事」「２、外壁等の断熱工事」と併せて
工事した場合、行った工事に応じて補助されるというものです。
Ｃ，木造住宅の劣化対策工事（リフォーム瑕疵保険加入が条件）
イ、小屋裏換気口設置（２箇所以上に限る） ８，０００円
ロ、小屋裏点検口設置 ３，０００円
ハ、浴室ユニットバス設置 ３０，０００円
ニ、脱衣室の耐水性仕上げ ８，０００円
ホ、外壁の軸組等及び土台の防腐防蟻措置 ２０，０００円
ヘ、土間コンクリート打設 １２０，０００円
ト、床下点検口設置 ３，０００円
Ｄ，耐震改修工事 １５０，０００円
Ｅ、リフォーム瑕疵保険への加入 １５，０００円
以上がおおまかな内容です。
エコリフォーム以外の①住宅の購入③エコ住宅の建替えに
ついては国土交通省のＨＰをご覧ください。
～浴室リフォームが断然オトクです。～
エコリフォーム例をご紹介します。
浴室リフォームの場合、
最近のシステムバスはほぼ、
このような高断熱浴槽です。
また、ほとんどが、節水水栓
になっています。
浴室工事だけでは、上記表の
設備エコ改修のイ～ホのうち、
ハの高断熱浴槽、ホの節水水栓
だけですので、ニ、高効率給湯器を一緒に工事をするか、
ロ、節水型トイレを一緒に工事をする事で補助金の対象に
なります。
・高断熱浴槽→24,000円
・節水水栓→3,000円
・高効率給湯器→24,000円
（節水トイレの場合も24,000円）
さらに浴室工事をする事で、
・段差解消→6,000円（マンションなどでバリヤフリーにならなくても
低くなれば大丈夫です。）
・ドア拡張→30,000円（既存のドアより少しでも大きくなれば
大丈夫です。）
・手すり→6,000円（何本つけても同じです。）
合計93,000円（節水トイレも施工した場合、115,000円）
補助金がつきます。
（高効率給湯器とは、エコキュートやエコジョーズなどの
省エネ給湯器です。集合住宅などでＰＳ（パイプシャフト）に
取り付けられている給湯器でも既存の給湯器に追い炊き機能
がついている場合は、エコジョーズに取り替えは可能です。
既存給湯器が「高温さし湯」機能の場合は取付不可になります。）
さらに、木造住宅の場合、リフォーム瑕疵保険に加入を
条件に補助金が付きます。
・浴室のユニットバス設置→30,000円
・脱衣室の耐水仕上げ→8,000円
・リフォーム瑕疵保険への加入→11,000円
（在来浴室からユニットバスに変更の場合は、土間コンクリート打設
するのですが、補助できるかは問い合わせ中です。12月中ごろまでに
回答するとの事です。）
リフォーム瑕疵保険は、請負金額により、保険料は変わります。
請負金額・１００万円以下→保険金18,200円＋検査料12,200円
・２００万円以下→保険金22,900円＋検査料14,100円
・３００万円以下→保険金27,500円＋検査料14,100円
住宅循環ストック支援事業は予算額に達した時点で終了です。
浴室リフォームをお考えの方は是非、この機会にリフォームされる
事を強くオススメします。
詳しくはお問い合わせください。
