タンクレストイレのメリット、デメリット

Q タンクレストイレのメリット、デメリットを教えてください。

Q トイレリフォームを考えています。流行りのタンクレストイレを取り付けたいのですが、メリット、デメリットを教えてください。

 

A タンクレストイレに交換工事はどんどん増えています。

TOTOさんの「ネオレスト」、リクシルさんの「サティス」、パナソニックさんの「アラウーノ」などが人気があります。

 

タンクレストイレのメリットといえば、通常の組み合わせ便器と比べほんの少し小さくなる事とスタイリッシュになる事でしょう。

お掃除も楽になりそうです。

 

なによりタンクレストイレは各メーカーの最上グレードの便器ですので、それぞれたくさんの機能があるのが最大のメリットです。

 

まず、TOTOさんの

「ネオレストハイブリッドシリーズ」

neoresuto①.jpg

「AH」「RH」「DH」
の3タイプあり、AH,RHのタイプには「きれい除菌水」の機能があります。

 

「オート開閉」「オート洗浄」に加え、節水機能は業界最高の3.8Lです。

 

また最上グレードの「AH2W」「RH2W」には、「においきれい」「室内暖房」などの機能があり、ついにトイレもここまできたか・・と思わせるほどのトイレです。

 

リクシルさんのタンクレストイレ

「サティスシリーズ」

 

サティスG ブラック.jpg

 

「G」と「S」があり、Gには珍しい黒の便器があります。

 

最上グレードには
「泡クッション」
「ルームリフレ」

などの機能があり、プラズマクラスター搭載でにおいを軽減します。

「リラックスミュージック」の機能もあり、リモコンもスマートフォンで操作できたり、これ以上ない贅沢なトイレです。

 

最後にパナソニックさんの「アラウーノ」

アラウーノシリーズ①.jpg

 

「アラウーノ」「SⅡ」「V」のタイプがあります。

陶器ではなく「有機ガラス系新素材」で、水アカのつきにくい便器です。

 

「アラウーノ」「SⅡ」は全自動お掃除トイレで泡のパワーでしっかり洗うのと同時に泡で「トビハネヨゴレ」も抑えます。

 

「SⅡ」や「V」は価格もお求めやすい価格になっています。

 

タンクレストイレは停電時に流れないのでは?と聞かれる事もありますが、各トイレともに流れるように対策しています。

 

タンクレストイレのデメリット

 

デメリットは、手洗い付きの組み合わせ便器からの工事の場合、手洗い器が無くなる事です。

既存のトイレ内に手洗い器が別に取り付けてある場合は問題ありませんが、ない場合は新たに取り付ける必要があります。

 

手洗い器を取り付けるには「ワンデーリモデル」(TOTO)のように既存の給排水管を利用して簡単に取り付けできる商品もあります。 

一戸建ての1階の場合は、新たに給排水工事をして手洗い器を新設する事も可能ですが、マンションなどの集合住宅ではほぼこの商品になります。

 

もう一つ、デメリットといえば、価格が高額だという事です。

タンクレスは機能も充実している分、組み合わせ便器に比べ価格は高めです。

また新たに手洗い器を取り付ける場合にさらに工事代金もかかります。

 

お求めやすいパナソニックさんの「アラウーノSⅡ」や「アラウーノV」という商品もありますが、一定以上の水圧が必要でマンションの上階などでは取付られない事もあります。

 

水圧計.jpg取付業者に「水圧計」で計測してもらうか、バケツなどで簡易に測る方法があります。

 

 

タンクレスなどの節水トイレは「排水管が詰まらないか?」とご心配になる方もおられると思いますが、排水管の勾配をしっかりとれていれば問題ないと思います。