今年も今日で最後、大晦日です。
営業は29日で終了いますが、仕事を沢山残していました。
今年1年、沢山のお問い合わせ、工事依頼、有難うございました。
本当に感謝しています。
来年は1月6日から営業致します。
来年も宜しくお願い致します。
残材処理費の値段が上がっています。
残材処理費は年々上がっていて、弊社の協力業者である
産廃業者さんが秋頃に説明に来ていました。
特に不燃ボードの処理の金額が高騰していて
不燃ボードだけ別料金になりました。
不燃ボードとは、住宅の内装の壁や天井の材料です。
戸建ての住宅では12.5ミリ厚、マンションなどでは9.5ミリ厚
の不燃ボードを使われている場合が多いです。
リフォームの残材処理は細かく分別するのが難しく
ほとんどが混載の扱いになります。
混載とは、分別は処理業者がしてくれるかわり、
1あたりの料金は高くなります。
自社に残材を持って帰り、木材や金属の仕分けをして・・・
というリフォーム業者は少ないと思います。
その混載の残材の中でも、不燃ボードはまた別料金で、
分けなければなりません。
不燃ボードを分けられなければ、金額が跳ね上がります。
既存のユニットバスを解体した場合、壁材の裏に
不燃ボードが貼られていたりするので、きれいに分別するのは
難しく、残材処理費がどんどん上がってきています。
産廃会社の方に金額も何度も交渉していますが、
処理費は年々上がっていくので、難しいとの事でした。
産廃会社にもよりますが、よく見かける沢山の産廃業者は
中間業者であり、リフォームなどででる残材を引き取る金額
も上がっていますが、分別後に持っていく最終処理費は
もっと上がっていて、金額をこれ以上下げるのは
難しいようです。
特にリサイクルできないような材料や分別しにくい
物は今後もどんどん価格は上がっていくようです。
そんな話をしている中、びっくりする事を聞きました。
「世の中の半分の産廃業者は不法に投棄している」と・・・
にわかには信じられないような話ですが、
まともに処理をしていたら、引き取りの金額を相当に上げねば
ならず、利益がほとんどない為、不法に投棄していると・・・
不法に投棄といっても、たまにニュースで見かける
山の中に不法投棄するみたいな事ではないようですが、
先ほどの不燃ボードなどにしても、分別せずに
ごまかして処理する・・というような感じではないでしょうか
そのような不法な事が行われないよう、産廃の流れが
わかる「マニフェスト制度」があります。
マニフェスト制度とは、産業廃棄物の処理を委託する時に
マニフェストに産業廃棄物の種類、数量、運搬業者、処分業者
などを記入し、業者から業者へ、産業廃棄物とともに
処理の流れを確認するしくみです。
委託処理する産業廃棄物はマニフェストで管理することが
法律で義務づけられています。
その日も工事が終わり、
施主様と打ち合わせがあったので、
仕事から帰って来られる夜に
お家の前で待っていると、
私の車の後ろに軽トラックが
止まりました。
暗くて見えにくかったのですが
荷台から産廃を降ろしていました。
同業者のようです。
「隣に工務店などあったのかな・・・」
そう思いながら、車を降りて見ていました。
次の日、その産廃を降ろした場所を見てびっくりしました。
アパートのゴミ置き場に産廃を捨てていました。
収集運搬業者が持って帰れないとの紙を貼っていました。
完全な不法投棄。しかも給湯管や排水管がみえますので
水まわりリフォームの同業者。
暗がりとはいえ、見ていながら注意もできなかったのが
悔やまれます。
半月ほど経ちますが、いまだこの状態のままです。
同業者として恥ずかしいかぎりです。